高校チームは関大一高と対戦し勝利しました

 2010年4月10日、桜も満開を過ぎ、汗ばむ陽気の中、新人戦で辛勝した関大一高と再び対戦しました。3年生は春大会が終わると受験モードに入るので、この試合に負ければ引退試合になります。そのためか選手たちには多少の緊張がありました。また、関大一高も2か月前に高槻に負けているのでリベンジを燃えていることでしょう。試合開始後、相手から攻撃権を奪い、あっさりと得点を挙げましたが、その後接戦になり、応援団もハラハラドキドキの展開でした。

 直前の清風高校-大産大高校の試合が長引いたため、14:10キックオフとなりました。高槻のキッカー松本君が蹴ったボールはエンドゾーンまで届きタッチバックとなります。相手の最初の攻撃のロングパスを#11山本君がインターセプトしいきなり攻撃権を得ます。次にRB#36八田君が30ヤード近く走り、一気に大きくゲインします。そして最後はRB#90西岡君が先制のTD。ゲームが始まって1分も経っていません。PATも決まり7-0とリードします。しかし、1Qの終了直前、高槻の攻撃権放棄のパントキックを関大一高#7の選手が80ヤード近くリターンしタッチダウンを決めます。これで7-7の同点。応援席から悲鳴とため息が聞こえます。

 後半に入っても両者拮抗しており、なかなか得点できません。関大一高のQB#7の選手は動きも俊敏でボールを持って走るので高槻の守備陣もなかなか止められず突破されることが多くありました。自陣に攻め込まれてなんとか食い止めますが、4thダウンで距離のあるフィールドゴールを狙ってきます。失敗に終わり高槻は胸をなでおろします。これで高槻が攻撃権を得ました。相手陣に残り25ヤード付近まで攻め込むもなかなかゲインできません。残り11ヤード4thダウンの状況で高槻はギャンブルにいきます。ここで#39松本君にパスを投げ、そのまま走り込んでTD。あまりのビッグプレーで震えが止まりません。ここで高槻の強さが出ました。応援団も大盛り上がりです。PATは1年生キッカーの#29西尾君が落ち着いて蹴って、公式戦初得点。残り時間は2分少々、なんとか守りきってほしいところです。相手QB#'7の選手の走りに手こずりましたが、高槻は必死に守ります。#7谷本君が片手で相手選手のランを食い止めました。そして残り数秒で相手から攻撃権を奪い、ニーダウンで時間を消費し勝利をつかみました。

  1Q 2Q 3Q 4Q
高槻高校 7 0 0 7 14
関大第一高校 7 0 0 0 7

 関大一高は前回対戦した時よりもはるかに強くなっていました。勝ち負けは紙一重の差です。高槻は負ければ3年生は引退という状況で、選手が一丸となって戦ったことが勝機を生んだのかもしれません。今回の勝ち方は、これからにつながる予感がします。


試合開始直後のインターセプト(#11山本君)

RB#36八田君が30ヤード近く走ります

先制のTD! RB#90西岡君

必死で守ります

相手QBが投げたボールを

#1龍園君がインターセプト

パントからのリターンタッチダウン(関大一高)

相手は4thダウンでフィールドゴールを狙います。しかし失敗で攻守交替。

ここから高槻の反撃

岡崎君へのパスが決まる

WR#17納田へのパスも成功

4thダウン11で高槻は果敢にギャンブル

#9福島君から

#39松本君にパスが通り

TD!! これで一歩リード

新人キッカー#29西尾君もPATを決める

相手攻撃を片手で止める(#7谷本君)

相手の4thダウンの攻撃を封じ込めて

残り8秒で攻撃権を得ます

最後はニーダウンで時間をつぶしました。


 この試合では#11山本君や#7谷本君が活躍していました。また新1年生が高校チームに入ってきたため選手層に厚みが出てきました。次は昨年の春に2度負けている大阪産業大学附属高校と対戦します。今の勢いでいくと十分勝機があります。3年生は勉強と練習を両立させて頑張ってください。
 
試合の写真はフォトギャラリーにあります。


NEWS一覧に戻る