ここ最近、涼しい天気が続いていましたが、関西大会の初日の5月29日は夏のような天気になりました。関西大会は40回の記念大会で、高槻高校は大阪5位として出場することができました(通常は3位まで)。相手は合同練習も行ったことがある同志社国際高校です。
11:00、同志社国際のキックオフで試合が始まりました。高槻の最初のドライブは1stダウンを更新することができずにパントで攻撃権を放棄します。しかし、相手のリターナーにロングゲインを許し40ヤードほど走られます。その後、相手のファンブルしたボールを#1龍園君がリカバーし、攻撃権は高槻に。しかし、同志社国際のディフェンスは強く、なかなかランで前進できません。高槻のパントキックしたボールが相手に触れ、すぐさま高槻選手がボールを確保して攻撃権を得るも、ファンブルで再び相手の攻撃に。1Qは、どちらも調子に乗れません。そして2Qに入り、高槻がランで少しずつ攻めていきます。4thダウン2の場面で高槻のタイムアウト。ここはギャンブルです。ボールを持った選手がブロックの上をダイブして1stダウン更新。大事な場面でギャンブル成功です。しかし、ゴール近くまで行くもTDは奪えません。そして4thダウンになり少し長めのFGを西尾君が狙います。前回の池田高校戦で劇的なキックをしました。今回も成功です。ようやく先制点を入れました。一方の同志社国際も2Q終了間際に立て続けに2TDを奪ってきます。とくに2本目は、インターセプトから始まった失点で、これは防ぎたかったところです。前半を終えて3-14で、少し嫌な雰囲気になりかけましたが、ハーフタイムの時の選手たちの表情にはまだまだ余裕がありました。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
高槻高校 | 0 | 3 | 8 | 7 | 18 |
同志社国際高校 | 0 | 14 | 0 | 7 | 21 |
後半に入り、同志社国際がレシーブです。またもリターナーの#7池永君にロングゲインを許してしまいます。自陣深くまで攻め込まれるも相手の4thダウンギャンブルは失敗です。ここはよく守り切りました。しばらく拮抗していましたが、守備に入っていたDB#36八田君が相手のパスをインターセプトし、そのまま走ってロングゲインします。そして最後はRB#39松本君がうまく手を伸ばしてTDを決めます。さらに2点コンバージョンを狙い、WR#17納田君にTDパスが決まり8点が入ります。得点は11-14、追いついてきました。4Qに入り、高槻は攻め続けます。ロングパスを3回連続で投げますが、失敗に終わります。そして4thダウン10になりました。しかし、ここは攻撃権放棄のパントキックと見せかけて、キッカーから意表をつくロングパスが投じられました。このギリギリの場面でスペシャルプレーが決まり再び1stダウンを得ます。このチャンスを生かして、RB#36八田君が走り込み、高槻逆転のTD!! PATも決まり18-14とリードします。試合の残り時間は7分を切っています。なんとか守りきってほしいところです。しかし、ここでもリターナー#7池永君に大きくゲインされ、さらにTDも許し、同志社国際に再逆転されてしまいました。時間は残り少なくなっています。今まで、このような場面で心が折れなかった選手たちは、最後まであきらめず攻め込んでいきます。しかし、残り時間約1分半で、QB#10半田君からRB#13中井君にボールを渡し、ここから投げたTDパスを相手選手にインターセプトされ、万事休す。最後は時計を支配され、健闘むなしく負けてしまいました。負けたといっても、どこでどう転んだかわからない試合だったと思います。
WR#18田岡君にパスが決まる |
4thダウンになりK#29西尾君のFG成功 |
ゴール前まで攻められ |
相手のTDパスが成功 |
高槻も必死で守ります |
#36八田君がインターセプトから大きくゲイン |
RB#39松本君のTD |
2点コンバージョンを狙い |
WR#17納田君にTDパス成功。これで11-14 |
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本日大活躍のRB#36八田君が走り込み |
タッチダウン!PATも決まり 18-14と逆転!! |
再度相手に逆転を許した後、必死の攻撃 QB#10半田君からRB#13中井君にボールを渡し |
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中井君からロングパス |
しかし、相手にインターセプト |
最後までよくがんばりました |
感動をありがとう |
関西大会は主力選手の故障者も出て大変でしたが、よくがんばっていました。チームワークの優れた実に素晴らしいチームになったと思います。負けて悔しい思いもありますが、アメフトに情熱をかけた選手たちの精一杯のプレーは、見る者に爽やかな感動を与えてくれました。関西大倉高校とは4度のタイブレイクの末に勝利、そして池田高校との劇的な逆転勝利。最後まであきらめないで粘り強い精神力を持った選手たちでした。チームを追いかけていて、選手たちの成長している姿がとても心強く、楽しみでもありました。先生、コーチ、選手、保護者の方、その他応援していただいた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
3年生は7人と少なく、ずいぶん下級生に助けられました。これからは試合経験を積んだ2年生、1年生が新チームを作り、さらに活躍してくれることでしょう。3年生はいよいよ引退になります。アメフトで培った精神力を勉強にぶつけて、これからより自分を磨いていってください。
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