少し肌寒さを感じるエキスポフラッシュフィールドでいよいよ決勝リーグ。試合前の選手の声も一段と気迫を感じる。

(1Q)
#98鯉池君のキックオフで試合開始。立命館宇治ハーフラインより攻撃。いきなり複雑なモーションを繰り返しての攻撃。パス決まるもすぐに#72長田君のタッチで3ダウン7ヤード。さらにTEへの20ヤードのパスを#7田宮君カバーしていたが、相手がうまく体を入れてキャッチされる。その後ランを進まれ、立命館宇治ゴール前15ヤードよりファーストダウンで高槻ピンチ。ここで#72長田君の鋭いラッシュで#64西君インターセプトで凌ぐ。
高槻攻撃進まずパントで立命館宇治敵陣35ヤードより攻撃。TEへのパスで進まれゴール前5ヤードへ。
#88廣常君のロスタッチで3回止めるが4ダウン1ヤードをギャンブルを中央突破でTDを取られる。
高槻0対立命館宇治7
高槻反撃も4ダウンギャンブルを成功させるが、パスをインターセプトされる。#29芝君のドローも進むが攻撃が続かない。

(2Q)
息詰まる展開が続く中で、ハーフラインからの高槻攻撃。ここで#12百田君からの約50ヤードのロングパスを#80原田君がインターフェアの反則をされながらも気迫あふれるキャッチでTD!
ボールを放られてからの寄りが凄かった。しかし、次の立命館宇治の攻撃でいきなりロングランが出て、何とか#88廣常君が自陣ゴール前でタッチ。前半残り時間も約1分ほどで何とかこのピンチを凌ぎたい高槻。#50田村君#64西君#79草野君のラッシュ、#58雲山君のタッチで必死に守るが、4ダウンのギャンブルをパスを決められTDを許す。立命館宇治13点高槻7点。しかし続く立命キックを#50田村君が完全に相手ラインを割って入りブロックし、キック不成功となり1点追加ならず。
その後の試合を左右する大きな大きなブロックとなる。
前半終了間際、#80原田君への一発ロングパスはもう少しで決まりそうであったが、不成功で前半終了。

(3Q)
早く追いつきたい高槻であるが、最初の攻撃は進まずパント。高槻守備も#90阿部君#59高瀬君のタッチで進ませない。
高槻攻撃#12百田君から#阿部君へのパスが決まり、約40ヤードのゲインで相手ゴール前15ヤードに迫る。ここで#7田宮君へのパスを好捕でTD!相手守備もよくカバーしていたが、まさに針の穴を通すようなパスを#7田宮君もよくキャッチした。先ほどの原田君と言いこの試合に賭ける3年生の集中力を感じさせるプレーである。
続くキックが決まり逆転と思いきや、高槻反則で蹴り直し。続くプレーも高槻反則し、合わせて15ヤード罰退となる。ここでプレーを選択するが失敗し逆転ならず。
高槻13点立命館宇治13点となる。
しかし、先ほどの田村君のキックブロックがなければ、ここからも1点ビハインドであった。
その後も一進一退の攻防が続き最後の第4Q へ

(4Q)
高槻守備#58雲山君のラッシュ、#32鹿島君#64西君のロスタッチ#50田村君のパスカットで守る。
両チーム譲らず、同点もまま残り時間も少なくなる。
高槻攻撃#37松室君のランで進み、高槻敵陣48ヤードより1ダウン。試合終了まで残り2分8秒。
立命館宇治のラッシュに#12百田君逃げながらも#37松室君へのパスが決まり、ゴール前25ヤードへ。残り時間1分13秒。
#7田宮君へのパスが決まり、7ヤードゲイン。残り1分1秒、残り時間との勝負である。
ここで、#80原田君へTDを狙ったパスが、相手DBもほぼ完璧にカバーしておりあわやインターセプトと思われた瞬間に、原田君が体を突っ込みボールを奪い取り逆転TD!
キックも決まり、高槻20点立命館宇治13点。まさに3年生の執念ともいえるプレーで、見る者の目頭を熱くさせる。高槻応援団も立ち上がり、抱き合い大興奮!
残り53秒を立命館宇治の必死のパスを何とか守りきり試合終了。

立命館宇治も少ない人数ながらタレント揃いでレベルの高いパス攻撃に鋭いランの素晴らしいチームであった。

本当に苦しい試合であったが、その中でナイスパントを蹴り続けた#39安西君とパントカバーチームの存在も大きかった。前半の苦しい展開を負けていても声を出して最小得点差で粘り続け、最後は、3年生の勝利への執念、気迫で勝利をもぎ取った。
見る者に感動を与えるこの素晴らしいチームを何とか甲子園ボウルの大舞台へ。決勝は、春と同じ関学戦。
今年のチーム皆の最後の集大成のプレーで勝利をもぎ取ってほしい。悔いの残らないこの1週間を。
保護者の皆様、諸先輩方、皆様の応援何とぞよろしくお願いいたします。


1Q

2Q

3Q

4Q

高槻

0

7

6

7

20

立命館宇治中

7

6

0

0

13



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