王子スタジアム どんよりとした曇り空のなか、高槻リターンで試合開始
1Q
立命館宇治のキックオフで試合開始。
最初の#17植木君のオープンランには、立命館宇治の素早い上がりで止められる。
続く中央突破は、高槻ラインが綺麗にブロックし、15ヤードゲインするが、#85庄田君へのパスが惜しくも決まらずパント。
立命館宇治の攻撃、#76中島君のラッシュ、#85庄田君のナイスカバーで止める。3ダウンのパスも#52中島君がQBサックでパント。
このパントリターンを#17植木君が約40ヤード走り切り、待望の先取点。このような試合でのキッキングの重要性は大きく、しつこいブロックでホールを開けたリターンチームのビックプレイであった。
#98鯉池君のキック成功で、高槻7点立命館宇治0点
#98鯉池君のキックオフ、飛距離もよくとんでいる。#79草野君、#74楊君のラッシュで止める。
2Q
立命館宇治の攻撃、#79草野君2連続ロスタッチで、3ダウンのスクリーンも#19粂田君がすぐにとめる。
高槻攻撃、#18島田君のラン、#87鶴見君のナイスキャッチで進むが、4ダウン残り2ヤードで高槻ギャンブル。ここで#24長谷川君の中央突破で約8ヤードゲイン。高槻攻撃ライン完全に押して穴をあけている。さらに#15赤間君の中央突破で15ヤードゲインする。ゴール前に1ヤードまで攻め込み、4ダウン1ヤードをギャンブルするが、惜しくも不成功で立命館宇治の反撃。
しかし、#98鯉池君のインターセプトで前半終了。
3Q
#98鯉池君のキック、#86塚部君がうまくコンテインしリターンさせない。しかし、ここで相手エースRBに一気に50ヤードのロングゲインを許し、#85庄田君がなんとか止める。
ここで#24長谷川君の鋭いブリッツ、#79草野君、#76中島君のQBサックで3ダウン18ヤード。ここでも#97仲瀬君のQBサックが決まる。高槻守備ライン、LBの頼りになるプレーにピンチを助けられる。
高槻自陣37ヤードからの攻撃、高槻攻撃ライン陣綺麗にブロックし、大きな穴をあけ、#17植木君がそのまま約60ヤードを走り切りTD!待望の追加点!
キックもタイミングがずれたが、うまく#85庄田君、#98鯉池君が対応し決める。高槻14点立命館宇治0点
#98鯉池君のキック、#74楊君がすぐにラッシュでとめる。立命館宇治の攻撃、#79草野君が連続ロスタッチで8ヤード後退、3ダウンまたも#79草野君と#52中島君のサックで止める。
主将#79草野君の3連続ロスタッチは、見事であった。
高槻攻撃も進まずパント。#17植木君がすぐにタッチし、大きく陣地を挽回する。
立命館宇治の攻撃、ランを#15赤間君、#76中島君がとめ、3ダウンのパス決まるもすぐに#24長谷川君がタッチし、進ませない。高槻攻撃#10小柿君から#85庄田君へのドンピシャのパスがきまり、15ヤードゲイン。#18島田君の中央突破で18ヤードのゲイン。
4Q
#10小柿君のロングパスをインターせプトされるも#85庄田君がすぐにタッチする。立命館宇治の攻撃を#19粂田君のオープンへの素早い反応でとめ、3ダウンのパスもまたも#24長谷川君のブリッツが決まり、ロス。しかし4ダウンギャンブルでパスをきめられるが#66六車君すぐにタッチし、ロングゲインを許さない。#19粂田君のナイスカバーでとめ、ここで#86塚部君が起死回生のインターセプトで高槻攻撃。勝利を大きく引き寄せたビックプレイであった。立命館宇治のパス攻撃も、#79草野君#15赤間君のサック、#24長谷川君の素早いタッチで凌ぎ、試合終了。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
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高槻中 |
7 |
0 |
7 |
0 |
14 |
立命館宇治中 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
立命館宇治中も要所に優秀な選手を配し、随所に見せる切れ味鋭いプレーはさすがであった。
高槻攻撃ラインもよくブロックしホールをあけているが、立命館宇治守備の選手の戻りが早くなかなかロングゲインにつながらない。
エースラインの欠場していること、秋はプレーの幅も増やしてくることを考えるとこれから益々の脅威の相手となる。
しかし、高槻も昨暮の新チーム時から比べるとこれが同じチームかと思うほど成長した。
満身創痍の主将草野君のリーダーシップに皆が率いられて、よくぞここまで頑張った。QB小柿君も昨年の百田君の後で精神的にもきつかったと思うが、この春の成長は著しいものがあった。
彼も相当の努力をしたものと推察する。
サイドラインで支えてくれている選手も含めて、皆それぞれが努力を重ねた結果であろう。
選手達も、フットボールを通してその時その場の楽しみではなく、努力した後にだけ得られる腹の底からこみあげてくる本当の愉しみを経験したのではないだろうか。
なんとか春の優勝を得たが、これからの秋本番、関学中、立命館宇治中も一回りも二回りも成長してくる。
春を勝って、秋で負けるのはある意味最悪の結果である。まだまだ伸び代の多いチームであり、昨年のチームと比べても秋に勝つには克服すべき課題も多い。
これで慢心することなくもっともっと上のフットボール選手を目指して成長してほしい。
高校生の先輩にも最高の練習台になってもらい、また有料ゲームにも関わらず、高校生、OB、保護者の方、先輩方、チーム学校関係者の方にも多くの応援を頂いた。
また、依藤先生、前田先生、杉原先生には、学校業務が忙しい中、本当にお世話になりまして、有難うございます。
審判、協会運営の方々にも一方ならぬご尽力をいただきましたことを厚くお礼申しあげます。
挑戦者の気持ちを忘れずに。秋のさらなる栄冠をめざして。高槻ファイト!
いよいよ試合開始 |
1Q RB#17植木君のTDランで先制 |
#98 鯉池君のPAT、今日もキックが冴えている |
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#79草野君 QBサックを連発 |
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ゴール前の攻防 |
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立命館宇治中のディフェンスもふんばり |
高槻のTDをゴール前インチのところで阻止 |
後半は高槻のキックオフ |
RB#17 植木君の独走 |
誰も追いつけません。本日2本目のTD |
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相手QBが投げたボールを |
DB #86塚部君が反応よくインターセプト |
勝利は目前 |
勝利のカウントダウン開始 |
表彰式 塚部君(#86)、草野君(#79)、植木君(#17) |
立命館宇治中学は準優勝 |
優秀バックス賞 島田君 |
優秀ラインマン賞 草野君 |
MIP賞 藤岡君 (闘志あふれる素晴らしい選手でした) |
MVP賞(古川杯) 植木君 |
主将草野君のリーダーシップがチームを牽引 |
優勝おめでとう |
第9回を迎える中学選手権でこれまで連覇したチームはありません。新たな歴史を作りました。 |