いよいよ決勝戦。王子スタジアムどんよりとした雲の中、高槻キックオフで試合開始。

【1Q】
立命館宇治自陣40ヤードよりの攻撃。最初のランは、#74楊君がロスタッチ、さらに#79草野君のサックで大きくロスさせるが、相手QBのロングランや3ダウンロングでのパスを決められる苦しい展開。4ダウンのギャンブルも許しゴール前8ヤードへ。高槻必死に守るもTDを決められ立命館宇治6点
しかし続くキックを#24長谷川君の鋭いラッシュでキック不成功。あとに響く大きなポイントとなる。
高槻攻撃、#10小柿君のスクランブルが進むが立命館宇治の攻撃となり、#79草野君のロスタッチQBスクランブルは今度は#19粂田君が素早い反応で止める。
しかしフィールドゴールをきめられ3点追加を許し立命館宇治9点高槻0点
高槻攻撃#15赤間君へのアクションパスでゲインするも攻撃が続かない。高槻守備#79草野君のまたもロスタッチ。苦しい試合展開の中で主将としての意地とど根性のラッシュだ。続くパスも#86塚部君がよくカバーし、#24長谷川君が浮いたボールに必死に飛びつくが惜しくもインターセプトならず。

【2Q】
高槻#17植木君のラン#10小柿君のスクランブルでゴール前3ヤードへ迫るが立命館宇治の堅いディフェンスで4ダウン10ヤードとなる。ここで高槻ギャンブルにでるが不成功で得点できず。
立命館宇治の攻撃、#85庄田君のナイスカバー、#79草野君#24長谷川君のラッシュで大きくロスで3ダウンロングのシチュエーションを作る。ここで#17植木君が相手パスをインターセプトリターンし、皆のしつこいブロックもあり相手ゴール前5ヤードからの高槻攻撃。絶好のチャンスを#24長谷川君が真ん中を一気に突きTD! 高槻6点立命館宇治9点。攻撃ラインもよく穴を開けた。
#98鯉池君のキック #47岡村君がナイスラッシュで止める。立命館宇治のパスを決められるが#19粂田君、#24長谷川君がすぐにタッチ、#85庄田君のナイスカバーで止めるが立命館宇治も要所でパスを決め敵陣へ入る。しかし、高槻も粘り#24長谷川君、#79草野君、#55加納君のラッシュで止める。4ダウンギャンブルを止めるが高槻も攻撃続かない。
次の立命館宇治の攻撃とめるがゴール前20ヤードからフィールドゴールを決められ高槻6点立命館宇治12点で前半終了。
高槻はこのチームとして初めての先制点とリードを許す展開。前半はなかなかペースがつかめなかったが、このような時こそ”我慢”のフットボールで粘り続ければ、きっと道は開ける。

【3Q】
後半高槻自陣45ヤードよりの攻撃。#17植木君の真ん中で15ヤードゲイン。高槻攻撃ラインよく穴をあけている。さらに#19粂田君も真ん中を突き9ヤードゲイン。3ダウン1ヤードとなり高槻中央突破を試みる。高槻攻撃ラインここで大きな穴を開け、抜けた#17植木君がそのまま50ヤード走り切りTD!高槻12点立命館宇治12点。続く#98鯉池君逆転を狙うPAT、大変緊張したと思うが慎重に決めて高槻13点立命館宇治12点。高槻この試合初めてリードとなる。高槻攻撃ライン気迫のブロックであった。
#98鯉池君のキック、#66六車君#24長谷川君の気迫のラッシュで止める。立命館宇治の攻撃をとめ、高槻ハーフライン付近よりの攻撃。ここでまたも高槻攻撃ライン大きな穴をあけ#17植木君が約50ヤード駆け抜けTD!鯉池君のキックも決まり高槻20点立命館宇治12点。
立命館宇治自陣25ヤードからの攻撃。またも#79草野君のラッシュで3ダウン12ヤードとする。相手QBスクランブルを#19粂田君#24長谷川君の鋭い上がりでとめパントに追い込む。
ここでビックプレイ!相手パントを#76中島君がブロックし、そのままボールが相手エンドゾーンをでたためセーフティとなり高槻2点追加。高槻22点立命館宇治12点。
立命館宇治の攻撃、相手QBもきわどいパスを決めてくるが#66六車君、#24長谷川君、#19粂田君がすぐにタッチでゲインさせない。#55加納君のパスカット、高槻守備も良くパスカバーするが、立命館宇治がぎりぎりのTDパスを決める。高槻22点立命館宇治18点。

【4Q】
#10小柿君から#87鶴見君へのロングパスがヒットし敵陣へ入る。パスプロテクションも完璧であった。さらに#87鶴見君へ連続のパスを決めゴール前へ。4ダウン9ヤードを高槻ギャンブル。ここで#10小柿君からまたも#87鶴見君へのぎりぎりのパスを飛びいてキャッチしTD!今季はこのコンビにどれだけ助けられたことか。高槻28点立命館宇治18点。残り時間5分56秒。
この辺りから高槻チーム今まで以上にけが人(足つり?)が増える。決勝戦の激しい消耗を物語っているようだ。しかし、ここで#85庄田君がインターセプトし、そのままリターンで敵陣15ヤードからの攻撃。ここで#18島田君が一気に真ん中を駆け抜けTD!高槻34点立命館宇治18点。続く立命館宇治の攻撃も#79草野君のパスカットでとめ、高槻攻撃。#24長谷川君の中央突破、#1河波君へのパスが決まる。後は時間を消化し試合終了。


1Q

2Q

3Q

4Q

高槻中学

0 6 16 12

34

立命館宇治中学

9

3

6

0

18

苦しい展開のなか、我慢のフットボールで勝利をたぐり寄せた。この1年間、よくぞここまで頑張った。昨年の粒ぞろいのチームと違い主将草野君の抜群のリーダーシップのもとチーム一丸となって皆の力を合わせた優勝であった。
新チーム結成時にはとてもここまで来れるとは思えなかった。選手たちの頑張り、精神力を素直に褒めてあげたい。中学生というのは1年でここまで伸びるのかというのを教えてもらったように思う。 選手たちがここまで頑張れたのも依藤先生、前田先生、杉原先生の日頃のご指導の賜物である。学校業務が大変な中、高校、中学と合わせると土日も休みなしであり、保護者として厚く感謝申し上げます。加えて今年は2連覇というハンディキャップがある。学生チームは1年ごとのチーム編成であり、前年の勝敗と今年の勝敗は関係ないのにチームには悲愴感が生まれにくい。まさに先生方の熱いご指導、情熱のお陰としか言いようながい。
選手達もフットボールを通じて、単なる技量の習得だけでなくいろいろな経験をさせてもらっている。彼らの人生の糧となってくれることを願って止まない。

またご多忙の中遠方の試合にも来て頂いている顧問の先生方、最高の練習台になってくれた高校生、OB、コーチの皆さま、保護者(高校生も含めて)の方々、高槻関係者も皆様、審判、協会運営の方々1年間大変お世話になりました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
これからもどうか変わらぬご支援お願い申し上げます。
選手達も感謝と謙虚な気持ちを忘れずに今後も精進、邁進してほしい。

また、立命館宇治中も春、秋の初戦からも一段と磨きがかかっていた。少人数の中で毎年このような鍛え上げられたチームを作るのは敵ながら見事としかいいようがない。準決勝で苦しめられた関学中も含めてこのよな素晴らしいライバルがいること自体が我々の自己研鑽の元となる。立命館宇治中、関学中の選手の涙の分まで学生フットボールの聖地甲子園にて最高のプレイを表現してほしい。

最後に選手にも有難う!と言いたい。

さらなる飛躍を目指して!

高槻ファイト!



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