創部42年 この瞬間のために。


1Q

2Q

3Q

4Q

高槻高校

14 2 7

23

関西学院高等部

0

0

6

8

14

斉藤杯(最優秀選手) 高槻高等学校          #10  小柿 将喜

奥川杯(敢闘賞)     関西学院高等部         #21  富永 将史

 

高槻側スタンドは、ほぼ満席。 長年アメフト部がお世話になった岩井校長、この試合のために応援に東京から来ていただいたOBの方も含め、多くの高槻関係者が駆けつけてくれた。

 

(試合経過)

関西学院高等部(以下関学という。敬称略)のキックオフ  #95日高君のキック、#24長谷川君がとめる。


<1Q>
関学自陣33ヤード寄りの攻撃。最初のラン#86塚部君がタックル。高槻守備ラインよく押している。続くパスは、#2岡崎君がほぼ完璧なカバーでタイミングを逸したところを#97仲瀬君、#79草野君のラッシュが効いて不成功。3ダウン8パスを高槻DB陣よくカバーし、守備ラインのラッシュも割って入り、投げれないQBが走り、#2岡崎君のタックルで止める。注目の第1シリーズをよく止めてくれた。高槻自陣25ヤード寄りの攻撃。#36西田君の真ん中5ヤードゲイン。3ダウン5となり、#10小柿君から#87鶴見君へのパスがドンピシャときまり20ヤードゲイン。#36西田君のランで10ヤードゲイン。#10小柿君から#2岡崎君へのロングパスは惜しくも不成功。4ダウン10ヤード、敵陣35ヤード付近より高槻ギャンブル。しかし、#10小柿君のはパスは惜しくもきまらず、はじいたところを関学インターセプトで関学自陣10ヤードよりの攻撃。#66六車君のタックル、オープンも#36西田君のパシュートでとめ、3ダウン6、ここでオプションを#97仲瀬君が強烈なラッシュでロスタックル。高槻自陣48ヤードよりの攻撃、#17植木君のラン、#36西田君関学ラッシュが大きく割って入り、ロスタックルと思われたが、それを跳ね除け元の位置まで戻すど根性ラン。この試合にかける気持ちが伝わってくる。

しかし、3ダウン5となるが、#10小柿君またも#2岡崎君へ約20ヤードのパスを決め、大きくゲイン。敵陣17ヤードからの攻撃。攻撃ライン陣パスプロも完璧であった。高槻押し気味に進めるが、関学守備も固い。

 

<2Q>

4ダウンとなり、#95日高君のフィールドゴール、決まったかに見えたが惜しくも不成功。関学自陣20ヤード寄りの攻撃。高槻守備ラッシュきつく、QBスクランブルを#66六車君がよく相手動きをみてタックルでノーゲイン。3ダウンもとめて関学パント。これを#17植木君のリターンを高槻リターンよくブロックし、一気に約50ヤード駆け抜け、TDと思われたが、惜しくも高槻反則。しかし、敵陣15ヤードの絶好のポジションからの攻撃。#10小柿君から#95日高君への絶妙のタッチダウンパスと思われたが、関学守備もうまくカット。しかし、3ダウンを#10小柿君から#87鶴見君へのコーナーへのこれまた絶妙のパスがきまりTD!高槻待望の先制点。#95日高君のキック決まり、高槻7点関学0点。#95日高君のキック、関学自陣30ヤードよりの攻撃。ランを進まれるが、#36西田君、#79草野君が大きく割って入りロスタックル、さらにQBカウンター#97仲瀬君が素早く反応し、展開を遅らせたところを#17植木君がタックルでロス。3ダウンQBスクランブルも相手QBもうまくかわされるが、高槻次々とタックルし止め、高槻自陣11ヤード寄りの攻撃。#10小柿君のスクランブルで15ヤードゲイン。#10小柿君から#2岡崎君への一発ロングパスは、関学守備もよくあわやインターセプトのところを岡崎君が防ぐ。記録には表れないがビックプレイだ。しかし3ダウン15となり、#10小柿君から#2岡崎君へのパスがドンピシャと決まり、見事ファーストダウン。さらに#95日高君への15ヤードパスが決まり、高槻敵陣40ヤードへ。レベルの高い関学パス守備に対し、#10小柿君も迷いなくパスを投げこんでいく。またそれを気迫溢れるキャッチするレシーバ陣も見事。さらに高槻攻撃ライン見事なブロックで#17植木君10ヤードゲイン。

#10小柿君から#2岡崎君へのまたも15ヤードパスが決まり、ランアフターでゴール前9ヤードへ。ここで高槻ライン十分なパスプロを持たせ、#10小柿君から#87鶴見君へのドンピシャのパスを鶴見君がアクロバットのような一回転しながらのスーパーキャッチでTD!残り52秒での貴重な貴重な追加点。#95日高君のキック決まり高槻14点関学0点。

投げも投げたり、取るも取ったり。大学一部リーグでも見られないスーパープレイ。#95日高君の頭脳的なゴロキック、#86塚部君、#30小池君、#9水落君の激しいラッシュで止める。関学攻撃#79草野君、#55加納君がランをしっかりとめて前半終了。 



<3Q>

#28小川君の思い切りの良いリターンで高槻自陣43ヤードの好ポジションからの攻撃は進まずパント。ここでパントフェイクからのランを見事きれいに進むかと思われたが、一人残った関学守備にとめられる。関学敵陣44ヤードよりの攻撃。#97仲瀬君の大きくロスタックル、#17植木君ののブリッツが見事きまり、4ダウン10ヤード関学ギャンブル。しかしここもぎりぎりのパスをきめられ、ゴール前へ。関学ラン高槻守備も粘ってて止めるが、最後押し込まれTDを許す。しかし、PATを見事#86塚部君がブロック。ボールを確保した#22増田君が90ヤード走り切りセーフティとなる。高槻16点関学6点。1TD差となるところが、逆に10点差となる大きな大きなプレイ。その後の試合展開にも大きな影響を与える。高槻自陣33ヤードよりの攻撃。#2岡崎君へのショートパス#50田村君の見事なブロックで大きくゲイン。#36西田君のオープン、気迫のセカンドエフォートで8ヤードゲイン。#95日高君へのロングパスも惜しくも決まらず。3ダウン3敵陣47ヤード。ここで#10小柿君から#17植木君へのスクリーン、絶妙のプレーで大きくゲインかと思われたが、関学LBにナイスタックルで止められる。しかし敵陣33ヤードでファーストダウン。#10小柿君から#95日高君のパス成功、気迫のランアフターで9ヤードゲイン。またも#95日高君へのパス、飛び込みながらのナイスキャッチで5ヤードゲイン。さらにまたも#10小柿君から#95日高君への15ヤードパスが決まりゴール前5ヤード。ここからランでゴール前へ。3ダウンインチボールをジャックルした#10小柿君が捨て身のランで突っ込むがあと少し。関学守備も固く4ダウンギャンブル。息詰まるゴール前の攻防。


<4Q>

ここで高槻スペシャルプレーのパスをインターセプトされ、関学自陣1ヤードからの攻撃。関学自陣1ヤードからの攻撃。#47岡村君のタックル、関学ランからのパスプレーも#2岡崎君がしっかりとカバーで不成功。3ダウンを#97仲瀬君の強力ラッシュでロスで関学パント。ここをまたもリターンチームブロックしつこく、#17植木君が大きく返し高槻敵陣33ヤード寄りの絶交のポジションからの攻撃。#10小柿君から岡崎君へのパス ランアフターでファーストタウン。#36西田君のラン、セカンドエフォート素晴らしく貴重なゲインでゴール前インチへ。ここで高槻4ダウンギャンブル。高槻攻撃ライン,フルバック 渾身のブロックで#17植木君が押し込みTD!#95日高君のキック決まり、高槻貴重な追加点。高槻23点関学6点。試合終了まで残り3分57秒。

#95日高君のキック、#24長谷川君のナイスラッシュで#86塚部君#9水落君のナイスタックルで止める。関学自陣28ヤードよりの攻撃。スクリーンもロングゲインのところも、#86塚部君がよく止める。しかし、ドローを走り切られTDを許す。高槻23点関学14点。

関学オンサイドキック、試合を決める大事な場面。#87鶴見君がしっかりとキャッチし、高槻ハーフライン付近よりの攻撃となる。残り1分57秒。

高槻ラン攻撃、3回で見事ファーストダウンを更新し、あとは時間を使い切り試合終了。

 

苦しんだうえの勝利。1Q12分は、大学1部リーグと同じ。攻守兼任の選手達もよく頑張ってくれた。

 

しかし、さすが関学。守備は集まりが早く、高槻ランは思うように進めない。攻撃も要所要所では、確実にラン、パスを決めてくる。まだまだ、学ぶべき点は多い。

 

高槻パス攻撃も見事。この1年の努力が花開いた。関学守備を相手によくぞここまでパスを決めた。立派としか言いようがない。最優秀選手にQB小柿君が選ばれた。この1年間の努力が報いられた。

 

また、同じく努力を重ねたレシーバ陣、うまく守る関学DBにロングパスがインターセプトかと思われる場面が何度とあったが、鶴見君、岡崎君、日高君が身体を張ってボールに飛び込んで防いでくれた。記録に残らないが値千金のプレーであった。

 

また、キッキングゲームが大きかった。大きな大きなPATブロックは、フィールドゴールに匹敵する得点差を生じさせた。キック、パントリターンチームもしつこいブロックで好位置での攻撃に何度もつなげた。キックオフラッシュチーム、日高君の十分なキック力と見事なラッシュで、この春はロングリターンを許したのは皆無であったと思う。

 

高槻ラン攻撃を支えた、攻撃ライン、フルバック陣、試合をこなすごとに息のあったブロッキングを見せてくれた。さすがに関学にはかなり研究されたが、それでも穴をあけ、ボディブローのようなラン攻撃をみせてくれた。西田君の気迫あふれるランニング。第4Qゴール前3ダウンのオープンプレー、タックルされながらもさらに1ヤードセカンドエフォートで稼いだ。次の4ダウンギャンブルのタッチダウンに大きな貢献をした1ヤードだった。

 

守備ライン、目の覚めるようなラッシュ、タックル、DB陣もしばしば関学パス攻撃をカバーし、QBスクランブルに追い込んだ。相手に与えたファーストダウン更新数は、高槻攻撃の半分。よくしのいでくれた。

 

熱く熱くご指導いただいた依藤先生、杉原先生、前田先生、藤原コーチを関西大会優勝で胴上げできた。キッキングをご指導いただいた藤原コーチ、陰で支えてくれた福田君の力も大きい。感謝の念に堪えない。駆けつけてくれた若手OBも一緒にグランドで喜びを分かち合えた。ここ2年間は、結果的に春大会の優勝チームと僅差で敗れて、悔しさを受け継いできた。また創部当時の方から、OBの方には物心両面にわたって、長くチームを支援していただいた。

改めてお礼を申しあげたい。

 

 

高槻観客席も涙が溢れている。選手たちが試合後のあいさつにきてくれたときに、OBの方の誘導のもと、観客席全員で手をつなぎ、両手を挙げての「おめでとう!」とコールが贈られた。

これには、選手たちも面喰ったようだ。

 

 

悲願の関西大会優勝、おめでとう。そして、応援していただいた皆様 本当に有難うございました。

 

 

 

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