中学チームは啓明学院中学に敗れました

 チームは試合ごとに成長しています。先週は強敵の関学中学を破りました。甲子園ボウル出場まであと2勝です。11月22日、春のトーナメントで惜敗した啓明中学(その後優勝)と対戦しました(啓明Gr、14:00キックオフ)。試合前から雨がぱらついてきましたが、冷たい雨です。昨年の立命館宇治との雨中の激戦を思い出します。
 試合は啓明のキックオフで始まりましたが、円陣からいきなり走り出して蹴りだしました。相手の隙を狙ったのでしょうが、高槻も慌てません。しかし、高槻もうまく攻撃できません。攻撃権が変わって、啓明はランとパスをうまく使ってきます。高槻がパスインターフェアの反則を取られ、ゴールライン近くまで攻め込まれましたが、ここはディフェンス陣がふんばり、ギリギリのところで守りきりました。さらに相手の攻撃権放棄のパントをうまく受け切れずにファンブルし、相手に攻撃権が移りました。そして啓明の投じたパスが通りTDかと思いましたが、その前に反則が発生してここも何とかしのぎました。
 2Qに入ってから、高槻も反撃に出ます。RB#37の松室君もランでかせぎ、スペシャルプレーでWR#18田岡君にロングパスが通ります。しかし、ゴールライン近くまで攻め込むも、TDは奪えません。フィールドゴールを狙いますが、ここは惜しくも失敗。高槻も再三チャンスがあったのですが攻めあぐね、前半を終わって0-0。啓明のTB#8の選手は俊足で、コース取りも抜群でしたが、高槻のディフェンスもうまく止めていました。
 3Qでも相手のパントしたボールをこぼし、自陣で厳しい戦いを強いられます。TDこそ取られませんでしたが、今度は相手にフィールドゴールを決められ0-3。さあ、気持ちを入れ替えていきましょう。その後、高槻の攻撃陣も頑張って、相手ゴール前まで進みます。4thダウンでFGを狙わずにギャンブルに行きます。残念ながら失敗に終わりましたが、この攻める気持ちが大事です。
 そして運命の最終Qに。今までの流れでいくと、TDによる一発逆転は十分にありえます。両者、必死の闘いです。高槻は相手陣30ヤード付近まで来るも4thダウン。ここでも心が折れず、ギャンブルに成功します。しかし、ゴールライン近くまで行くものの最後のところで詰められません。逆に高槻のロングパスがインターセプトされ、その後、#83の選手にパスが決まり、そのまま走られてTDを奪われてしまいました。PATこそカットして意地を見せるものの、残念ながら敗北を喫してしまいました。
 この試合で、啓明の選手が思わずタックルしてパーソナルファウルを取られていました。しかし、この試合展開では、仕方がなかったと思います。それだけ両方が真剣になっていたということでしょう。冷たい雨で選手、スタッフ、応援団はつらかったでしょうが、とても熱い試合だったと思います。感動をありがとう。

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
高槻中学 0 0 0 0 0
啓明中学 0 0 3 6 9

 


この円陣の後、いきなりキックオフ

TB#8の素早い動きを封じます

QBサック。ディフェンス陣もよく守りました。

最近NFLでよく使われているワイルドキャットフォーメーションからのプレー

QB中井君にボールを渡しロングパス

WR田岡君がナイスキャッチ

このビッグプレーで大きくゲイン

QB中井君の背面でのハンドオフ

啓明のFG

残り時間約1分、ロングパスを投じるも

相手にインターセプトされ

今度は啓明のロングパス

そしてTDされます

雨中の熱戦でした

素晴らしいチームでした

 

 素晴らしいチームでした。まとまりも良くなって、夏から秋にかけて急成長したと感じています。中学3年生は引退になり、これから勉強に専念する人、新しいことを始める人もいるかもしれませんが、ぜひ高校になってもクラブを続けていってほしいものです。その情熱は、きっと受験勉強だけでなく、これからの人生に活かされると思います。
 
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